東海道川崎宿の開設400年を象徴する記念ロゴマークが3月末に決定。岡山県在住の会社員・是澤義隆さん(35)の作品が最優秀賞を受賞した。
節目の年に向け、地元企業や市民団体らで作る「川崎宿起立400年プロジェクト推進会議」は、ロゴのデザイン案を一般公募した。同推進会議が145点の応募作品の審査を行い、最終候補作品4点を選出。3月3日から19日にかけて一般投票を実施した。投票は市内外から寄せられ、総数は1168件にのぼった。是澤さんの作品は622票を獲得し、最優秀作品に選ばれた。
当時の景色再現
是澤さんによると、作品で最もこだわったのは「当時の景色の再現」だという。「400年記念をきっかけに、様々な方に当時を伝えられるように」と、川崎宿の様々な要素を取り入れた。作品には宿が立ち並ぶ宿場と街道、渡り船と多摩川が描かれている。「0」の部分は『東海道五十三次』に描かれた遠景の白い富士山、三度笠をモチーフとした。フレームの形も工夫し、細部までこだわった。
投票者からは「レトロでモダンなデザインが趣を感じ、起立400年にふさわしい」といった声が寄せられた。是澤さんは約6年前、出張帰りに東海道かわさき宿交流館や教安寺、芭蕉の句碑を訪れ、感銘を受けたという。「制定はうれしく思う。皆様に認知され愛されるロゴになれば」とコメントした。
|
<PR>
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|