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第25代臨港消防署長を務める 小川 晶さん 横浜市在住 53歳

掲載号:2021年5月7日号

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出会いは化学反応

 ○…自他ともに認める消防保安のスペシャリスト。大学時代に専攻した化学の知識を生かし、30年間の消防人生の8割を保安行政に携わってきた。その実績を買われ、国へは2度出向。大規模石油コンビナートを抱える臨港消防署の署長に「なるべくしてなった」との声も局内からは聞こえる。管内は大規模災害の危険がある地域。180人の署員には、「災害に対処できる知識の習得と、訓練を重ねることで自分の命を守る術と、被害を最小限に抑える災害対応能力を高めてほしい」と期待を寄せる。

 ○…「休日がたくさんありそうだ」。消防に入ったのはそんな「不純な動機」だった。消防学校時代に難関の危険物取扱者甲種の試験に合格し、4年目から危険物の許認可や指導を行う保安課で力を発揮。2011年の東日本大震災の時は臨港消防署勤務だった。「石油タンクの油が流出している」と通報が相次ぎ、応急措置の指導のために奔走した。脳裏に浮かんだのは03年の十勝沖地震で54時間炎上し続けた苫小牧市の石油タンク。「絶対にタンク火災にしてはならないと必死だった」と振り返る。

 ○…中学までは完全に文系だったが、高校で理科の先生の教え方がうまく化学に引き込まれた。保安課に配属されると、自由にやらせてくれる器が大きく尊敬できる先輩に会い、消防を好きになった。「人との出会いに恵まれている」と話す。「入院したときに不意に見舞いに来てくれたんです」と語る後輩がいるように、自身も人を大切にしている。

 ○…今の懸念は消防団員の減少。コロナ下で消防署と地域の触れ合いは難しい。近所付き合いの中で細かな防火指導のできる消防団は今こそ必要。女性や学生にも是非入団して欲しいと願う。

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