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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2021.05.21

神奈川県行政書士会川崎南支部の支部長に就任した
原 達芳さん
川崎区渡田新町在住 50歳

人のため、地域のため

 ○…「中小企業を支援し、川崎市の地域経済発展に貢献する。区役所での無料相談で質の高いサービスを提供して市民の皆さんのお役に立つ」。支部長就任のあいさつで力強く語った。高齢者サポート、事業承継を2本柱に会員142人の先頭に立つ。

 ○…大学卒業後、3年会社勤めをした後、親戚の土地家屋調査士のもとでアルバイト。業務で弁護士、税理士など様々な法律の専門家と関わる中で、『街の法律家』として身近な行政書士に興味を持ち、資格を取って2010年に開業した。相続・遺言、各種許認可申請、法人設立、補助金申請など多岐にわたる業務の中で、遺言・相続を得意とする。煩雑な相続の手続きに不安を感じている人の役に立てた時に感じる充実感が仕事の醍醐味だという。

 ○…生まれも育ちも川崎区渡田新町。引っ込み思案な子どもだったが小学5・6年生の担任、古川正孝先生に出会い変わった。厳しく哲学的なことをいう人で、「人間で一番大事なのは心」の言葉が今も胸に残る。積極的に生きなきゃだめだと思うようなった。日々の生活で大事にしているのは中国古代の思想家・孔子の「己の欲せざるところは人に施すことなかれ」の言葉。仕事においても私生活においても常に思いやりと気遣いをもって接することを意識してきた。

 ○…川崎南支部の特徴は団結力。研修会やイベントなどで横のつながりを作り、若手のフォローや、仕事の紹介などをすることで、団結を強めてきた。個々の仕事の充実がひいては市民サービスにつながる。「さらに団結を強固にするために研修会を新人だけでなく中堅、ベテラン会員も参加してもらえるような、充実した内容のものにしていきたい」と意気込む。

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