市政報告 子宮頸がんから女性の生命を守るために 川崎市議会議員 山田えり
HPVワクチンとは
子宮頚がんの原因になるヒトパピローマウイルスを予防する為のワクチンです。子宮頸がんはHPVワクチンと検診で予防できるがんです。
日本では年間約1万人が子宮頸がんになり約3000人が亡くなっています。子宮頸がんは亡くならなかったとしても子宮摘出や円錐切除により早産や流産の合併症もあり、女性にとって非常に辛い病気なのです。
HPVワクチンは小学6年生〜高校一年生相当年齢対象で公費助成があります。
なお、ワクチン接種後には、多くの方に、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
判断のための情報提供を
川崎市では昨年9月に、高校一年生に相当する女子約6000人に対して、ワクチンの有効性や安全性などを検討・判断するために必要な情報提供を行いました。全国的にも個別通知の実施が行われ同ワクチンの認識が進み、昨年10〜12月の接種数が20%近くにのぼったという厚生労働省の発表もあります。
川崎市の令和2年度の接種数の推移については、4月から8月の接種数の平均は月約50件のところ、情報提供を行った9月から3月の接種数の平均は月約300件となりました。今年度はすべての対象年齢である小学6年生から高校一年生相当の女子約3万人を対象として、7月に情報提供を行う予定です。
接種の不安に対する川崎市の相談体制は、保健所予防接種担当(【電話】044・200・2440)がHPV相談窓口となっております。また、全ての予防接種の相談窓口として川崎市予防接種コールセンター(【電話】044・200・0142)をご案内しておりますので、接種への不安などありましたらご相談ください。
先日、子宮頸がん予防に関するオンライン勉強会を実施しました。三原じゅん子厚生労働副大臣にもご参加いただき、全国政令都市の議員と子宮頸がんについて、HPVワクチンについて、そして最新の状況について共有しました。1人でも多くの女性の生命が守れるよう、今後も取組んでまいります。
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4月19日
4月12日