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意見広告 マイノリティを社会の活力に れいわ新選組 参議院全国第5総支部長 キム テヨン

掲載号:2022年6月17日号

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 私は日本国籍の在日コリアンです。今でこそ「金泰泳(キムテヨン)」という民族名で生活していますが、18歳までは通名を使い、在日韓国・朝鮮人であることを隠して生きていました。子どもの頃から両親や兄弟が在日であることで苦しむ姿を見て育ち高校生の時には周りの友人が大学や就職先を探すのを尻目に自暴自棄になり非行に走ったこともあります。子どもの頃から経済的にも貧しく、修学旅行の費用がなく、母親と一緒に隣家の商店に「お金を貸してくれ」と頭を下げに行きました。

 大学に入った私は、在日や被差別部落出身の学生、障がいのある学生など、様々なマイノリティと出会うことで本名を使って生活するようになりました。在学中には新聞奨学生や学童保育所の指導員、サンダルメーカーでの内職回り、釜ヶ崎での日雇いを経験したことが今の私を形づくっています。

 現代社会では、不遇な境遇・状況にある外国人や外国ルーツの人々、ジェンダー、セクシャリティ、障がい者や社会の底辺に置かれ地を這いつくばって生きざるを得ない人々がたくさんいます。そういう人たちに「安心して」「明日があるよ」と「誰もが大切にされている社会」を作ることが求められているのでないでしょうか。

 昨年末、住民投票の投票権を外国籍の市民に認めようとした武蔵野市条例案を巡っては、町が大きく揺れました。反対派は「外国人の住民投票を認めれば日本の権利が侵食される」と主張していましたが、果たしてそうでしょうか。在日外国人が権利を持つことは日本を創ることなのです。

 社会のマイノリティ問題は「弱者救済」と捉えられがちですが、むしろこの国と社会を強く豊かにすることとして捉える必要があります、多様性を力に。「単なる弱者救済」ではなく「社会の国の活力へ」。私はそうした社会を目指したいと考えております。

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