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公開日:2022.07.15
大師地区
イベントで賑わい期待
商店売り上げ、回復傾向
大師地区の夏の風物詩、「第25回かわさき大師サマーフェスタ」が7月18日(月・祝)、3年ぶりに開催される。同地区では「店舗巡り風鈴市」も実施中。コロナ禍で減少した人出も戻りつつあり、地元商店はイベントによるさらなる集客に期待を寄せる。
同フェスタのメインイベントは川崎大師駅、川崎大師平間寺、石観音といった地区内の名所など、26カ所のポイントを巡るウォークラリー。2019年には1178人が参加した人気企画。コロナ禍で2年間行えなかったが、一時期落ち着いた感染状況を鑑み、開催に踏み切った。石渡孝明サマーフェスタ実行委員長は「親子で地域を回って、楽しみながら地元の歴史も学んでほしい」と参加に期待を寄せる。一方で、また増加傾向にある新型コロナついて、「感染症対策をとりながら、密にならないよう」にと注意を促すと同時に、熱中症対策として飲み物の持参も呼びかける。ウォークラリーの地図などは川崎区役所のウェブサイトで見ることができる。
戻りつつある人出
川崎大師観光協会の森明弘専務理事によると、肌感覚として新型コロナの影響で大師地区の商店の売り上げはコロナ禍以前の3割程度まで落ち込んだが、現在は8割ぐらいまで回復。7月1日に始まった風鈴市も滑り出し順調で、平日の人出にもつながっていると成果を強調する。関連企画で、20日(水)午後5時から、大師地区町内会踊り子連による「踊り練り込み」や、23日(土)、24日(日)には昭和30年型初代クラウンの展示も行われる。
仲見世通り入口のせき止め飴店「松屋総本店」の佐野裕貴子さん(59)は「ウォークラリーも風鈴市も、夏の閑散期に人が動くのはありがたい。買う買わないは別にして商品を知ってもらうチャンス」と語った。表参道の「布間提灯店」の布間靖章さん(36)は「少しずつイベントが増えることで、大きな祭の再開につながればありがたい」と期待を寄せる。
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