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公開日:2022.10.28
市政報告
高齢者特別乗車証明書ICカードへ切り替え
川崎市議会議員(川崎区)みらい川崎市議団 林としお
市内在住の70歳以上の高齢者が、路線バス(市内運行)を利用する際に割引乗車できる高齢者特別乗車証明書について、市は紙製から、スイカやパスモといったICカードへの切り替えを進めています。
対象となる高齢者は約24万人で市は7月下旬、ICカードへの切り替え案内を発送。10月18日時点で10万4960人の登録があるとしています。ICT(情報通信技術)導入にあたっては総合評価一般競争入札により、一般社団法人バス共通ICカード協会が委託事業者として選定したと、市は9月26日の市議会健康福祉分科会での質疑で明らかにしました。
こうした中、システムが稼働した9月26日以降、約399人から8万7814円の運賃を多く受け取っていたことが判明。市は10月11日に公表しました。市はシステムの誤りが原因とし、返金の手続きのための窓口を設置しました。
前出の健康福祉分科会では、ICカードへの切り替えにあたっては市民から手続きが難しいなどの声があることから、市に丁寧な対応を求めたばかりでしたので、非常に残念です。これ以上混乱がないよう引き続き注視してまいります。
健康福祉分科会ではこの事業で昨年度予算計上した33億8759万3千円の具体的内容や、予算額と決算額の乖離の理由について質問しました。ちなみに決算額は26億4892万1608円で執行率は78・2%です。市によると、協力バス事業者への運賃分の補助や高齢者フリーパスの販売窓口にかかる委託費、印刷経費や事務費ICカード導入のための開発費用であると説明。フリーパスの販売数の減少や開発経費が当初見込みより低額になったと説明しています。
林としお
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川崎区宮本町1
TEL:044-200-3355
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