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川崎区・幸区 経済

公開日:2022.12.02

タカツクラフト
1号製品はキムチポット
関係者、市へ完成報告

  • 玉井局長(左から3人目)を囲む関係者=写真上=と「特製キムチポット」

 協同組合高津工友会の若手が中心となって立ち上げた「タカツクラフト」の第1号製品が完成した。キムチ製造販売業「おつけもの慶」が発注した「特製キムチポット」で、11月9日には、両者が玉井一郎川崎市経済労働局長を表敬訪問した。

 「タカツクラフト」は、高津区を中心に25社の町工場が各企業の技術を持ち寄り、1社では解決が難しい技術へ対応し、小規模なものづくり企業の販路の拡大を目的に新設されたプラットフォーム。昨年11月、川崎市の中小企業間連携新規事業化モデル創出事業として採択されている。

 おつけもの慶は、SDGs(持続可能な開発目標)推進の一環として、キムチを詰めるパックの削減を進めている。何度も使える容器はないかと模索する中、タカツクラフトの存在を知り、依頼した。

 完成したキムチ専用ポットは、金属板を回転させながら、ヘラと呼ばれる棒を押し当てながら加工する「ヘラ絞り」と呼ばれる技術を活用。手作業で行い、臭いが漏れない機密性を追求したという。おつけもの慶の渥美和幸社長は「蓋は皿として活用でき、スタイリッシュなデザインになった」と満足そうな様子。同店では「特別なお客様」に贈るという。

 製品を手にした玉井局長は「海外でも通用する技術とデザイン」と絶賛。両者の事業拡大に期待を寄せた。

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