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川崎区・幸区 教育

公開日:2022.12.02

つらい時「NO」「SOS」を
御幸中で人権子ども教室

  • 人権の大切さを訴える大崎オンブズパーソン=主催関係者提供

 人権の大切さや、つらい時に相談できる相談機関を知ってもらおうと、川崎市は11月15日、市立御幸中学校(幸区戸手)で「人権オンブズパーソン子ども教室」を開催した。第1部でオンブズパーソンを務める大崎克之弁護士は集まった同校1、2年生の前で講演。LINEやツイッターといったSNSでの誹謗中傷やいじめについて、送信する前にもう一度確認することや嫌がらせを受けた際「NO」や「SOS」は「いつでも遠慮なく出そう」などと呼びかけた。

 大崎氏は「人権は、全ての人が持って生まれてきたとても大切なもの」と強調。一方で「空気ととてもよく似ている」とも指摘した。「普段は気づきにくいが、人権が侵害されると、その人はとても苦しく、『人権』を傷つけられたことに気づく」と述べた。いじめについては、加害者側が「いじめ」とは思わずにやってしまっているものもあるとし、相手の立場に立って考えることの重要性を唱えた。

 大崎氏はまた「川崎市子どもの権利条例」にある「7つの権利」を紹介。人権オンブズパーソンが権利侵害の相談窓口となると説明した。

市民文化大使・大谷康子さん「ウクライナの平和を」

 第2部は、バイオリニストで川崎市市民文化大使を務める大谷康子さんが登壇。クライスラーの『愛の喜び』やブラームス『ハンガリー舞曲』などの曲を演奏した。

 大谷さんはまたウクライナ国民に第二の国歌のように愛されている、ミロスラフ・スコリク作曲『メロディ』の演奏を披露。2015年、ウクライナキエフ(現キーウ)国立フィルハーモニー交響楽団が来日した際に初共演したことや、それが縁で翌年から年に一度ウクライナで演奏しているエピソードに触れ、「一日も早い平和を願っている」とも語った。

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