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川崎区・幸区 社会

公開日:2023.01.06

赤坂幸区長
川崎駅西口の活性化を
eスポーツと鉄道を糧に

 昨年1年間を振り返り、赤坂慎一幸区長はコロナ前の地域社会に近づけるため、コロナ対策と地域コミュニティー活動や社会経済活動の両立を念頭に各事業の実施に取り組んできたと話す。幸区制50周年式典、区民祭、各種防災訓練、地域包括ケアシステムの推進などを通して「人と人のつながりに区民の皆さんのニーズを感じた。まだ前と同じとはいかないまでも、少し復活をしたのでは」と成果を語る。

 今年の課題は川崎駅西口の活性化。ミューザ川崎、東芝未来科学館、ラゾーナ川崎などに加え、秋にはホリプロの施設「スペルノーヴァ川崎」もオープンする。区役所はこれらのハードを生かし、食・音楽・アートなどのイベントを行うことで点を面にする接着剤的な役割を果たす。「多世代が楽しめる場を創出して地域の価値を高めていきたい」と意気込む。公園、多摩川などの空間も活用し回遊性をもたせることでまち全体のにぎわいにつなげたいとしている。

 とりわけeスポーツはパラムーブメント、高齢者の健康づくり、地域交流、産業振興などにも有効だと捉え、力を注いでいく。区内にはeスポーツチームやソフト開発などの関連事業者も多数いて、共同で事業を進めていく。「3月中旬にはラゾーナ川崎ルーファ広場でeスポーツイベントを開催予定」だという。

 区内には新鶴見機関区をはじめ、鹿島田跨線歩道橋、カワサキデルタなど、鉄道ビュースポットが多数存在する。これらを活用したイベントは毎年好評を博していることから引き続き、「鉄道のまち”幸”」として、地域資源の魅力を発信していくという。そのうえで「鉄道だけで終わらせるのはもったいない。前回の時には書店にポスターを貼ってもらったり、関連書籍をおいてもらうなどした。そうした地域が活性化するような広がりをいかに作れるかが大事なこと」と強調する。

 「地域への愛着や誇りをさらに高め、安らぎと幸せを実感できるまちづくりを区民の皆さんとともに推進していきたい」

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