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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2023.02.03

4人のサッカーW杯日本代表を輩出したさぎぬまSCの代表を務める
澤田 秀治さん
市内在住 64歳

保護者活躍の信念貫き

 ○…「夢みたいだった」。教え子4人の活躍により、日本はドイツ・スペイン撃破という歴史的快挙を成し遂げた。セレクションで選手を集めることはしない、いわゆる「街クラブ」。各学年のチーム監督を保護者が務めることが特徴だ。多くの保護者が4級審判の資格を取得し、試合では審判として活躍する。「サッカーを通じて親子のコミュニケーションを深めてほしい」と語る。

 ○…大阪でスポーツ店を営む家庭に育った。父とのキャッチボールが思い出。「自分に子どもができたら、父のように接したいと考えていた」。小学校の担任にスポーツの才能を見出され、高校から体育科へ進んだ。陸上部の顧問には「好きなことをやりなさい」と体育大学へ送り出された。「恩師たちの影響で教師にあこがれたこともあった。サッカークラブの代表になった原点かもしれない」と当時を振り返る。大学ではスキーに没頭。準指導員の資格も取得し、大手スポーツメーカーに就職した。

 ○…28歳の時に、ゴルフ部門への異動とともに宮前区へ。営業部門の責任者として各地を飛び回っていたが、「父のように」土日は長男のサッカークラブの監督として時間を割いた。18年前に代表就任。現在は市サッカー協会4種役員や区少年少女サッカー連盟委員長を務める。かつては親の負担が大きいと敬遠され、クラブの運営方針の転換を考えた時期もあったが、「信念を貫いてきてよかった」。

 ○…ゴルフはベストスコア74。幼馴染のプロ選手のキャディーとして、大会に参戦した経験もある。体力維持のため毎日1時間の散歩は欠かさない。カラオケ好きで「稲垣潤一が十八番」だ。「W杯が終わったので、妻と旅行にでも行きたい」と笑った。

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