神奈川県議会報告 国際文化観光・スポーツ常任委員会質疑から 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
吹奏楽部の発展と教員の働き方改革!
公立中学校において、これまで教員が受け持っていた休日の部活動の指導を外部の団体に移行する「部活の地域移行」が、2023年度から段階的に進められていきます。
7月初旬、区内各所で再開された「社会を明るくする運動」では、それぞれの地元中学校の吹奏楽部が花を添えてくれました。私は委員会で、この「吹奏楽部」を想定して質問。特徴的な課題である【1】音を出せる活動場所の確保【2】楽器パートを考慮した指導者の確保【3】学校の楽器の休日使用や移送などとともに、外部指導者の責任や権限、会場使用料や講師謝金等の経費増などを指摘。要望として【1】指導者人材バンクの創設【2】受け入れ可能な地域楽団の掌握【3】生徒・保護者に大きな負担がかからないための予算措置等を求めました。
観光立県・神奈川をめざし、緊急時に備えよ!
近年、発生頻度が高まっている大雨や地震などの自然災害や、新型コロナウイルスのような未知の感染症、現実味を帯びてきたテロの発生など、さまざまな「災害」に対し、対策を講ずることが急務となっています。これは、神奈川県を訪れる観光客に対しても同様です。観光需要が回復傾向にある今、いわゆる「観光危機管理」についてもその在り方を改めて検討しなおさなければなりません。
かつては、「危機管理」という言葉に反発する観光事業者の方が多くいたということですが、コロナを経験し、情報の開示や具体的な危機管理の体制を広報することが、事業者への信頼につながることが証明されました。
私は、「災害等の緊急時において、改めて対応方法を検討し、準備を進めておくことは、観光客に安心して県内観光を楽しんでもらうだけでなく、本県の観光地の安全性をPRすることにもつながる」と主張。これを受けて、「観光危機管理マニュアル」を見直すとの答弁がありました。
「山北のお峰入り」が世界遺産に!
昨年11月に、日本の風流踊(ふりゅうおどり)の一つとして、神奈川県の「山北のお峰入り」=写真=がユネスコ無形文化遺産に登録され、本年、6年ぶりに開催されます。しかし、多くの県民はこのことを知りません。世界が認めた<神奈川県の伝統芸能>を是非多くの人に知ってもらいたいとの思いから質疑で取り上げました。
会場となる神明社までは、山北町役場から徒歩2時間半のため、当日は、パブリックビューイングの開催が予定され、神奈川県議会第3回定例会のポスターへの写真活用も決まりました。
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4月26日
4月19日