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川崎区・幸区 教育

公開日:2023.09.01

研究者の許さん
深海の不思議を紹介
御幸小で講演

  • 深海について話す許さん

 幸区遠藤町の市立御幸小学校体育館で8月26日、海洋研究開発機構(JAMSTEC)研究者の許(きょ)正憲さんによる講演会が行われた。許さんは、訪れた親子連れら約90人を前に、身近な海洋生物や、水深6500メートルまで潜れる有人潜水調査船「しんかい6500」から見た深海の様子などを紹介した。

 許さんは、同船の仕組みをはじめ、コックピットは内径2メートルで3人が乗り込むこと、深海6500メートルに潜るには2時間半ほどかかり、約9時間密閉された船内で作業をすることなどを説明。深海に生息するシロウリガイやスケーリーフットなどの生物も紹介した。また、日本海溝の深部に流れ着いたビニール袋やドラム缶などの写真も見せ、「人より前にごみが到達していた」と人による海洋汚染の現状についても語った。

 最後には発砲スチロールなどが水圧でつぶれる実験も行い、参加者かららは驚きの声が上がっていた。

 講演会は、寺子屋にしみゆき・みゆき・御幸中学校、御幸中学校区地域教育会議の合同企画で行われた。

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