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川崎区・幸区 社会

公開日:2023.10.13

くらしの相談センター
弱者に寄り添い20年
相談件数は約8千件

  • 相談センターの前に立つ宮原さん

 川崎区東田町の「くらしの相談センター」が、開設20周年を迎えた。元市議会議員の宮原春夫さん(80)が、人の役に立つことをやりたいと、2003年9月7日に悩みの無料相談所を開設。暮らしに行き詰った生活困窮者や借金に苦しむ人々など、多種多様な相談に真摯に応えてきた。相談件数は20年間で約8千件に達した。

 開設した当初は、消費者金融の借金に関する相談が多かったが、高齢化が進む今は一人暮らしの高齢者から、亡くなった後の心配や悩みを聞くことが多いという。「相談内容も時代とともに変化しているが、悩みが解決した時の嬉しそうな顔を見ていると、相談活動が人生の喜びになっている」と宮原さん。

 今後の一番の懸念は、運営費。相談を無料で行うため、事務所の家賃などは募金に頼っている。「今でも綱渡り状態。善意の募金をお願いしたい」と呼び掛けている。

 同センターは10月22日(日)に、開設20周年記念のつどいをかわさき保育会館(川崎区渡田新町)で行う。芸人・松元ヒロさんが出演。後1時30分から。入場料は2千円。

 問い合わせは同つどい実行委員会【電話】044・246・6823。

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