川崎区・幸区 社会
公開日：2023.12.08
横田早紀江さん市長訪問
５枚の写真がカラー化
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早紀江さん（左）と福田市長
北朝鮮拉致被害者である横田めぐみさんの母で川崎市在住の横田早紀江さんが11月29日、福田紀彦市長を表敬訪問した。
川崎市は今回、当時の横田家の生活が分かるような写真を厳選し、白黒だった家族写真を５枚カラー化した。より正確に再現するため、早紀江さんの記憶を頼りに細かく色を指示してもらったという。北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせて本庁舎25階の展望ロビーで開催した「拉致問題啓発写真展」で、カラー化した写真を含む約50点が展示され、早紀江さんも見学した。
福田市長を訪問した早紀江さんは「写真からも分かるように、ごく一般的な家庭なのに、どうしてこんなことが起こったのか」と改めて悲痛な思いを語った。
今回、カラー化されためぐみさんの写真５枚について福田市長は「カラー化したことでよりリアルに感じる。見た人が自分のことのように考えるきっかけになってほしい」と期待を込めた。
市は、より多くの市民に拉致問題への理解を深め、関心を持ち続けてもらうために２００７年度から巡回写真展を実施している。カラー化した写真を含む展示は今後、12月９日（土）にＪＲ武蔵溝ノ口駅南北自由通路（高津区）、10日（日）から16日（土）までグランツリー武蔵小杉（中原区）をはじめ、市内で開催する予定。
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