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川崎区・幸区 社会

公開日:2024.01.05

赤坂幸区長
交流やつながりを促進
地域資源を活かして

 赤坂慎一幸区長は、昨年1年の印象的な出来事に「新型コロナウイルスの収束」を挙げる。区役所では2020年2月に対策本部を立ち上げて以来、他の業務を縮小してコロナ対策を最優先に取り組んできた。「世の中も区役所も平常の体制に戻ったことが感慨深かった」と振り返る。

 希薄になっていた人と人との交流やつながりを促進しようと、10月と11月には地域住民からなる実行委員会を立ち上げ、区民祭と川崎駅西口でイベント・にぎわいフェスを初開催。「多くの笑顔に接することができた。町内会、商店街、近隣事業者、行政との間で協力関係が築けたことは大きな収穫」と成果を語る。

 今年は市制100周年のメモリアルイヤー。「魅力あふれる多彩な地域の資源を大切にしながら、地域への愛着や誇りを高め、安らぎと幸せを実感することができるまちづくりに邁進したい」と意気込む。

 特に川崎駅西口は、昨秋にホリプロの施設「スペルノーヴァ川崎」がオープン。音楽ホール「ミューザ」、多くの人で賑わう「ラゾーナ」、複合型街区「カワサキデルタ」など魅力ある地域資源が集結していることから、にぎわいづくりに力を注いでいく。昨年のにぎわいフェスでは、多世代が楽しめる場を提供。さらに公園や多摩川などの空間も活用し回遊性をもたせることで町全体のにぎわいにつなげたいとしている。

 区が推奨してるパラスポーツ・ボッチャも、区民の健康づくりや交流促進につながると期待を寄せる。昨年の大会には6歳から90代までの老若男女が参加。障害者も健常者も腕を競い合った。「地域団体、スポセン、区役所の協力・連携関係が良好なことが普及につながっている。こうした関係が、防犯・防災などの取り組みにもつながる大事なこと」という。

 今年3月には、第7次幸区福祉計画を策定予定。「『住んで良かった』『住み続けたい』と一人でも多くの区民が感じられる幸区にしたい」と抱負を語った。

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