意見広告・議会報告
市政報告 保育所等での医療的ケア児支援受け入れ対象の拡大を 公明党川崎市議団(幸区選出)枝川まい
川崎市立の保育所では、日常的にたんの吸引や経管栄養、導尿が必要な「医療的ケア児」を受け入れていますが、血糖管理や酸素療法が必要な園児は対象外です。市内でも、医療的ケアの対象拡充を切望する市民の声があります。現在、本市の仕組みでは、保育園に配置の看護師はインスリン注射を打つことができません。そのため、訪問介護サービスを利用すると1回5千円〜1万円を自己負担しなければならない状況にあり、保護者はやむを得ず時短勤務や退職をしなければなりません。市は、対象外の医療的ケアについて相談が増えていることから課題と認識しているとし、近隣都市への視察や情報収集を行い、受入可能なケアについて検討を始めていると答弁。今後については、医療的ケアの種類により限定するのではなく、一人ひとりの状況に応じた安全な受入れに向けて取り組むとしました。さらに、ガイドラインについては、国のガイドラインも参考にしながら早期に策定していくと答弁しました。これを契機に、国とあわせて医療的ケアの対象を拡充すべきです。
現在、文科省の制度に合わせ、市立小中学校への医療的ケア児受入れに対する制度では訪問看護ステーションとの業務委託契約により、看護師が巡回して対応しています。血糖管理を必要とする児童は、ここ2〜3年で増加傾向にあります。国の補助が受けられることで本市の負担は軽減され、何より当事者は無料で利用出来ます。保育園を取扱うこども家庭庁では、医療的ケアを行う保育所等について、効果的・効率的な巡回による看護師配置を行うことを目的とした補助金が拡充。さらに、ガイドライン策定や医療的ケア児の保育にあたる保育士や看護師の配置、研修の充実、医療的ケア児の災害対策及び個別性に着目した備品に対する補助なども拡充されています。議会ではこうした点を指摘し、国の制度を活用し、訪問看護ステーションと業務委託契約を結び、国が示すインスリン注射にも対応できる体制を早期に整えるべきと訴えました。実現に向けて取組んでまいります。
おむつサブスク、導入へ検討開始
12月議会で要望した公立保育園でのおむつのサブスク(定額利用)の導入に向けた検討が始まりました。今後は利用者が公平にサービスを受けられるよう保護者への丁寧な周知が必要です。また、地域の民間保育所への丁寧な場提供も公平性の観点から必要と訴えました。一日も早い導入を求めてまいります。
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3月14日
3月7日