意見広告・議会報告
市政報告【9】 5歳児健診、支援強化に一歩前進! あしたの川崎・日本維新の会 川崎市議会議員(川崎区選出) 仁平かつえ
発達障害の早期発見に資する「5歳児健診」の普及を目的に、国は今年度から自治体への補助金を拡充し、保健師の研修費支援も実施する方針となりました。
本市は「5歳児健診」を1985(昭和60)年から全国に先駆けて実施し、発達障害の早期発見等に寄与してまいりました。そして育てにくさや発達障害の疑いに不安を感じる保護者の増加を受け、市は2008(平成20)年度と21(令和3)年度には健康診査の問診票や診査表の見直しを行い、内容の充実を図ってまいりました。
一方で、「健診を担う医師のスキルに差があり、発達評価の質にばらつきが生じている」との課題が医師会から指摘されています。受診後のフィードバック体制も十分とは言えません。こうした課題に対し、今後、どのようにフィードバックの仕組みや構築改善するのか、わが会派(あしたの川崎・日本維新の会)は代表質問で市に見解を伺いました。
市は、健康診査に従事する医師に対しては、現在行う乳幼児健康診査の研修会や連絡会の実施などでさらなるスキル向上を図り、加えて子どもに関する支援機関との連携強化や事例の積み上げなど効果的な手法を検討してまいりたいと答弁しました。
代表質問ではまた、国からの補助金拡充についても触れ、健診を担う医師や区役所の保健師等、現場の支援を担う保健師の業務負担軽減や支援体制強化に充当すべきとも主張しました。
これに対して市は、支援を必要とする子どもやその家族に対して健診を通し、保健師等による適切な支援を行うことが重要であるとの認識を示しました。その上で今年度、乳幼児健康診査後のフォローにかかる予算を拡充したと述べました。
さらなる拡充と体制強化に向けて取り組んでまいります。
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7月11日
7月4日