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川崎区・幸区 文化

公開日:2025.10.17

10月25日川崎区桜本で
「ガザ 素顔の日常」上映会
「平和を考える契機に」

  • ポスターを手にPRする中根さん

 パレスチナ自治区ガザの人々の日常を追ったドキュメンタリー映画「ガザ 素顔の日常」の上映会が川崎区桜本のみんなの家(在日大韓基督教会川崎教会)で10月25日(土)、開催される。

 ガザは、東京23区の6割ほどの面積で約200万人が暮らし、多くの人が貧困にあえいでいる。イスラエルが壁で囲み、物資や人の移動を制限しているため、「天井のない監獄」とも呼ばれる。

 作品は2019年に製作。現地で暮らすサーファーやラッパー、40人の子どもがいる漁師のおじいさんら個性豊かな人々が力強く生きる姿が描かれ、「世界で最も危険な場所」や「紛争地」など多くの人が抱くガザのイメージとは違う一面を発見することができる。

 ガザを巡っては、イスラエルとイスラム組織ハマスとの間で2023年から戦闘が繰り広げられていたが、今年10月10日に停戦合意が発効したばかり。上映会を主催する「いい映画を観る会」の中根正一さんは「ガザは軍事的緊張に度々さらされている場所だが、『平和が欲しい。ただ普通に暮らしたい』と願うガザの人々の素顔が写し出されている。この2年間の戦闘で多くの子どもたち、市民が殺され傷ついた。映画は戦闘前のガザの状況を伝えているが、どの国であっても人を殺すことは決して許されない。ガザの人々の暮らしを(僅かでも)知って本当の『平和』とは何か、私たちに何ができるか考えるきっかけになれば」と話す。

 時間は午後2時と6時で開場は各30分前。定員は各回70人。チケット代は大人1000円、小学生〜18歳が500円。申し込みは、専用フォームから。問い合わせはメールii.eiga.wo.miru.2023@gmail.comで受け付けている。

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