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公開日:2025.12.05
中島在住飯島正之さん
川崎「B級史」一冊に
全4章 直下地震騒動など
自営業のかたわら、川崎にまつわる不思議な場所や興味深い出来事について執筆する川崎区中島の飯島正之さん(42)が4冊目の地元本『川崎探求〜川崎のキオクとキロクを拾い集めて〜』を出版した。取引先との雑談で「そういえばこんな話を聞いたことあるよ」というネタを手掛かりに調べ、書き上げた。
同書はB5判、58ページで全4章に分け、タイトルの出だしはいずれも「そういえば」から始まる。1章「潮田は、ほんとうは川崎になるはずだったんだよ」は、潮田、鶴見、田島、川崎、横浜をめぐる合併の攻防を市史、郷土本、学校の副読本などからひもといた。2章の「稲毛神社だけど『山王祭』なんだね」は、社名と祭りの名前の違い、稲毛の意味を考察。3章の「川崎で地震がおきる、って話があってね」は1974年末から75年に新聞や週刊誌などをにぎわせた「川崎直下地震」騒動を紹介。4章の「尼崎って川崎に似てるよね」は「西の川崎市」と呼ばれた尼崎市(兵庫県)と川崎市との共通点や両市の接点の歴史などをまとめた。
飯島さんによると、これまで執筆した3冊の地元本(『川崎区が好き。観光のないまちと呼ばれる川崎ガイドブック』『やっぱり川崎区が好き。観光のないまち』『それでも川崎区(このまち)が好き』)は「広く浅く取り上げた」のに対し、今回は「狭く深く掘り下げ、埋もれた記憶を掘り起こした本」だと強調。いわばB級ネタだが「こうした出来事が今の川崎をつくりあげていることに改めて気づかされた」と飯島さん。執筆を通じ、調べる楽しさとともに、まちの面白さを改めて知ったといい、すでに、川崎北部の興味深い出来事に関心は向いている。価格は1000円(送料税込)、メール(traydrop@gmail.com)で受け付けている。
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