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JR相模原駅南口そば 場外馬券場計画が浮上 施設は完全会員制

公開:2014年1月16日

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空き店舗の4・5階部分に出店予定
空き店舗の4・5階部分に出店予定

 JR相模原駅南口そばの商業ビルに南関東4場(川崎、大井、船橋、浦和)の地方競馬を扱う場外馬券場および全国競輪場・場外車券場の設置計画が浮上していることが分かった。事業主は(株)ジョイホース横浜(横浜市)で完全会員制の施設を計画。周辺の商店街は設置に前向きで、近隣自治会の合意を得て、具体的な手続きを進めたい考え。

 出店を計画するのは、同駅南口そばのパチンコ店「パンドラ」が入る商業ビルの4、5階部分で、ここ数年は空き店舗となっていた。同ビルが位置する相模原東商店会など、同駅南口周辺5つの商店街の連合組織「相模原駅周辺商店街連合会」の浦上裕史会長によれば、すでにビル所有者の合意は得ており、各商店街は賛成の意向。浦上会長は「他県や他市から同駅南口周辺を訪れる人の流れをつくれる」と経済効果を期待する。ジョイホースでは1日250〜300人程度の集客を見込んでいる。同商店街連合会経由で近隣自治会へも出店計画は伝えられているが、1月13日時点では合意は得られていないという。

 出店計画にあたってジョイホース側は近隣商店街や自治会へ、毎年環境整備費を支払う意向も示しており、これによって、さんはぜ通りなどの街路灯をLED化することや防犯カメラの設置、災害時の備蓄品の確保といった費用の捻出が期待できるという。

施設設置に伴う影響は

 一方で、市内の場外馬券場設置計画を巡っては、相模大野駅周辺で1990年代に日本中央競馬会(JRA)の場外馬券場の計画があった。しかし「風紀が乱れる」「教育上の悪影響」などの理由から住民の反対運動が起こり、賛成派、反対派大論争の末、見送られた経緯がある。

 これらの懸念について、ジョイホース横浜の内田秀三代表取締役は、「何十年も前の場外馬券場と現在の施設は違う」と強調する。「競馬や競輪は公営競技のため、警察署から警備員の設置場所を細かく指示されるなど、厳しい規定があります。さらに今回計画する施設は完全会員制のため、入り口で会員証や身分証などを提示しなくては入れません」。

 また、同様の場外馬券場「ジョイホース横浜」がある桜木町の自治会関係者は「オープン当初は、不審者が徘徊するのではないかなど心配する声もあったが、そのようなことは無かった。警備員が増えたおかげで、逆に治安が良くなった面もある」と取材に答えた。

 浦上会長は「桜木町の施設を実際に見て、問題は感じられなかった。商業地としての可能性を最大限かつ健全に活かせることができるはず」と話している。
 

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