県立相模原公園(南区下溝3277)ではこのほど、同公園内にある日本庭園の修景改修工事が完了した。
今回の改修工事は(一社)神奈川県造園業協会の創立40周年記念事業。県内で造園技能を学びたいという有志が集い、伝統技術の習得・向上を目的として発足した若手技能集団・作庭塾「庭守」が施工を担当した。
工事が完了した庭園は、日本庭園をより身近に感じてもらえるようにとの願いが込められ「衆遊の庭」と名付けられた。飛石や延段などの上を歩きながら景色を楽しむ回遊式庭園で、西側通路と東側通路をつなぐ区域に「須弥山(しゅみせん)石組」(=写真中央)がメーンの景観として組み込まれている。
同公園では、「ぜひ多くの方に足を運んでいただき、これからの時季は紅葉を楽しんでもらいたい」と話している。