相模原市社会福祉協議会は4月から、福祉的な課題を抱える子どもの支援活動を行う団体へ事業経費を助成する「子ども健やか育成事業」を開始する。また、その財源として「子ども健やか育成基金」も新設する。 新設される「子ども健やか育成基金」は、寄付金を財源とする特定目的基金。その基金を活用して、福祉的な課題を抱える子どもを対象に「居場所づくり」等を通じた支援活動を行う団体へ、事業経費を助成する。例えば、市内で広がりを見せる無料または低額で実施される食事支援(子ども食堂)や学習支援(無料塾)等の経費、資機材の購入費などに充てることができる。
助成の対象となるのはNPO法人、ボランティアグループ、社会福祉法人などの非営利活動法人。活動の実績は問わず、これから始める団体も申請できる。助成金額は立ち上げ経費の場合1団体10万円(該当事業開始後2年未満)。運営費としては月2回以上開催の場合1団体に年額40万円、月2回未満開催の場合は年額30万円が上限となる。
応募は4月から市社協総務課窓口で配布される所定の応募用紙に、事業計画案や予算など必要事項を記入して5月12日(金)までに提出する。応募用紙は市社協のホームページからダウンロードも可能だ。応募のあった団体に市社協が面談、ヒアリングを実施した上で、助成の成否を決定する。
将来的には助成した団体をホームページなどで公表し、市内で子どもの育成事業に関わる団体の紹介にもつなげていく予定だ。「新たに事業を始めたい団体や助成の対象になるかなど、まずは気軽に相談してください」と市社協職員。また、継続的な支援が目的のため、同基金への寄付金も募っていくという。「寄付を希望・検討する方にとっても、使途が明確な方が選択肢は広がると思います。金額は問いませんので、子どもたちの健やかな成長のために、お力添えをお願いしたい」とも話している。
同基金などに関する問い合わせは市社協企画財政係(あじさい会館4階)【電話】042・730・3888へ。
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