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中学校給食問題 市でも異物混入37件 大磯と同業者 変更はせず

社会

掲載号:2017年9月28日号

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 神奈川県大磯町の中学校給食で異物混入などが相次いでいる問題で、同町と同じ業者に中学校のデリバリー給食の一部製造を委託している相模原市は、本紙の取材に対し2016年から今年7月までに同社が製造した給食で37件の異物混入を確認していたことを明らかにした。市では現時点で業者の変更や給食の一時停止などの措置を取る予定はなく、再発防止策の継続と「給食の質」の改善に向けて取組んでいく方針だ。(取材は9月25日時点)

 この問題では、大磯町で昨年1月から提供が始まった町立中学校でのデリバリー給食で、これまでに84件の異物混入が確認され、給食を残す割合(残食率)が26%に昇っていることが判明。同町は現時点で異物混入の原因などが解明されるまで給食調理を委託している(株)エンゼルフーズ(本社:東京都北区)を変更せず、全員分の給食を写真撮影し記録するなどして再発防止に努めるとしている。

 相模原市でもこの大磯町で問題となっている同社に、市内13中学校分のデリバリー給食を委託している。市によると、同社が昨年4月から今年7月に提供した給食で、毛髪やビニール袋の破片など合計37件の異物混入が発生していた。市ではデリバリー給食を委託している他の2社でも同等程度の件数が報告されていることに加え、各自治体で異物混入の公表基準が異なることから「数値が特段多い状況とは考えていない。今後も再発防止に向けて取組んでいきたい」と話した。昨年、市と同社は給食提供に関し5年契約を結んでおり「現段階で、業者の変更は考えていない」としている。

改善へ「汁物提供」など工夫

 市内の中学校では、デリバリー給食と自宅から持参する弁当のどちらかを選ぶことができる。この制度が導入された10年の段階で、デリバリー給食を選ぶ割合(喫食率)は59%だったが、その後低下し、昨年の段階で44%となっていた。加えて今年3月に行った調査の結果によると、デリバリー給食の残食率は約17%で、全国の学校を対象に環境省が14年に行った調査の平均残食率・約7%に比べ、倍以上の差が開いている。

 ただ、この調査ではデリバリー給食ではなく配膳式の「センター給食」が大部分を占め、一般的に個人で食べる量を調整しやすい配膳式よりデリバリー給食の方が高い残食率になる傾向にある。こうした現状について、市は「保護者を対象に行った試食会では9割近くの方が『美味しい』と評価していた。個人の嗜好や食べる量が異なるので、そうしたことが数値に影響しているのでは」と分析。こうした現状を打開するため、市では今年から新たに温かい汁物の提供を始めるなど工夫をしており「今後も地元産や旬の食材を使用しながら、多くの生徒に給食に興味を持ち食べてもらえるよう、継続して取り組んでいきたい」と話す。
 

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