さがみはら中央区版 掲載号:2018年3月29日号
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ギオン相模原大賞が決定 グランプリは杉山愛莉さん

社会

 株式会社ギオン(祇園義久代表取締役会長)が主催する文化作品奨励制度「ギオン相模原大賞」の表彰式が14日、ホテルラポール千寿閣で行われ、杉山愛梨さん(女子美術大学芸術学部美術学科4年)が第2回ギオン相模原大賞を受賞した。

 同制度は相模原の本社から全国に物流業を展開する一方で、環境・健康事業など様々な事業展開を行う同社が「地域における文化振興」を目的に2016年新設。地元の女子美術大学の学生の卒業・修了作品から優れた作品を選考し、大賞に賞金100万円、奨励賞に30万円、特別賞に10万円を贈呈している。

和紙・粘土で精巧に表現 41体の「猫」

 笑っているような顔、怒っているような顔、こちらを挑発するような顔、41体の猫が見せる様々な表情―。大賞を受賞したのは、同大で立体アートを専攻してきた杉山さんの卒業作品「大猫(びょう)行列」。今にも動き出しそうなリアルな猫たちは、展示された六本木国立新美術館の会場で多くの人の足を止め、SNSでも話題となった。金網と段ボールを土台に、紙粘土と和紙を使った「張り子」と呼ばれる技法で独特の質感を表現。選考委員を務めた藤川悠さん(茅ヶ崎市美術館学芸員)は「美術への見識の有無に関わらず多くの人の目を引く一体一体の表情の違い。細部までの丁寧な表現だけでなく、全てがバランスよく立つ構造力学の面でも圧巻」と太鼓判を押す。

 表彰式に参加した杉山さんは「私の周りの存在で表情と動きのバリエーションを一番多く表現できるのが猫でした」と制作を振り返り「自分がこんなに素晴らしい賞をいただけるとは夢にも思わなかった。ギオンさんはもちろん、これまでの先生や応援してくれた家族、友人、全員にお礼をいいたい」と目に涙を浮かべた。3月で同大を卒業し、今後は動物に関わる企業に就職予定の杉山さん。「最後にこんな光栄な賞をいただけた。これを励みに、就職が落ち着いたら制作活動を再開することができれば」と話している。

 「第2回ギオン相模原大賞」の各賞受賞者と作品は以下の通り(敬称略)。

〇ギオン相模原大賞/杉山あいり「大猫行列」〇奨励賞/太田絵里「渦III」〇特別賞/高橋萌奈「花鯨の群れ」〇特別賞/本間あや「腹八分目の姿勢」〇特別賞/福田真子「島、そして信仰の形成」

檀上に上がる祇園会長と受賞者ら(右から3人目が杉山さん)=14日、ホテルラポール千寿閣
檀上に上がる祇園会長と受賞者ら(右から3人目が杉山さん)=14日、ホテルラポール千寿閣

株式会社ギオン

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