相模原市が南区麻溝台・新磯野(A&A)で進めている都市計画事業において、第一整備地区土地区画整理事業の産業系共同売却街区「43街区」への立地事業候補者がこのほど決定した。
同街区では今年1月から、進出企業の募集を開始。共同企業体を含む7事業者から提案書が提出され、「企業選定審査委員会」が審査にあたっていた。今回、候補者に決定したのは相模原市に本社を置く(株)ギオンをはじめ、(株)長谷工コーポレーション、ゼニス・キャピタル・パートナーズ(株)、レプス特定目的会社の4社で構成される共同企業体(JV)。JVとして地区内に「複合型物流センター」を建設し、宅配事業など物流業を展開するほか、新会社を設立した上で食品物流加工も行う予定だ。
地域貢献への取り組みも実施し、災害時に施設の一部を避難場所として近隣住民に開放。加えて市内在住者を積極的に雇用する方針で、子育て世代の働きやすさを考え、事業所内保育施設の整備も検討しているという。
市は今年度上半期に立地事業候補者と協定書を締結し、2019年度下半期には対象地を引き渡す予定だ。