原爆投下直後の広島の惨状と被爆者らの苦悩を描いた映画「ひろしま」(関川秀雄監督・104分)の上映会が、7月31日(火)に相模女子大学グリーンホール(南区相模大野4の4の1)で行われる。主催は「ひろしま」上映実行委員会。
1953年に製作された「ひろしま」は、教育学者・長田新が編纂した被爆した子どもたちの文集「原爆の子〜広島の少年少女のうったえ」が原作。広島市出身の故・月丘夢路さんが主演し、広島市民ら約9万人がエキストラで出演している。映画で使われた戦時中の服装や防毒マスク、鉄カブトなども広島県下の各市町村の住民から約4000点が寄せられた。
最近になりDVD化されたが、広島の惨状を克明に描きながらも政治的な圧力から公開当時は一部でしか上映されず、「幻の映画」とも呼ばれた。
今年5月、上映実行委員会代表の金子豊貴男市議が、相模原教育会館の倉庫で同映画の16ミリフィルムを偶然発見。実行委員会のメンバーで集まり、試写会を行ったところ、フィルムに傷みはあったものの上映できると判断された。「より当時の上映会を再現し、作られた時代も感じてほしい」との思いから、映写機を借りて傷んだフィルムのままで上映することとなった。
短編アニメ「ピカドン」との同時上映で、午後3時と6時30分の2回。入場料は一般1千円(前売り800円)、高校生500円、中学生以下は無料。問合せは同上映実行委員会【電話】042・741・0232へ。
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