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「レジェンド」に学ぶ新・守護神

スポーツ

公開:2018年8月30日

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 現在10位に沈むSC相模原。何とか上位に食い込もうと奮闘するチームの浮上の鍵を握る一人が大学卒業後、今季からSCに入団したGK田中雄大だ。レジェンドGK川口能活からポジションを奪った若者は飽くなき向上心で、高みをめざす。

入団の決め手は「能活さん」

 小学1年生の頃に、友人に誘われ、始めたサッカー。初めてゴールキーパーを務めた小学3年時から憧れの選手は、元日本代表の川口だ。SC入団の決め手について「能活さんの存在のみと言ってもいい。憧れの人のプレーを間近で学べる数少ない機会だと思った」

 開幕以来、低迷していたチームを活気づけようと田中に出番が回ってきたのは記念すべきJリーグ初出場となった第6節ギラヴァンツ北九州戦。特に緊張はしなかったという。その要因を「試合で勝つために日々練習している。練習を信じた」と堂々と話す。初めて臨んだ夢舞台では攻撃陣が奮起し4得点。田中も失点を0に抑え、それまでの4戦未勝利だったチームを今季初勝利に導いた。

 自身の記憶に強く残るのは2度目の出場となったホームでの第7節カターレ富山戦。西ヶ谷隆之監督はこの一戦に今季初勝利をあげた前節と同じメンバーで臨んだ。「チームが良い波に乗りかけていた時期。チームを支えたいという気持ちが強かった」と振り返る。1対0で迎えた後半26分、相手のコーナーキックから至近距離でシュートを放たれるも田中がビッグセーブ。虎の子の1点を守り切り、今季初のホームでの勝利を果たした。

プレーの質を追求

 第6節以降、自身も想像していなかったという13戦連続出場。だが自分のプレーを「30点」と厳しく評価し、「自分が出場するようになりチームが勝つことが増えたが、プレーは改善が必要なところだらけ」と自省する。とりわけ11節あたりから失点が増え、学生とプロとのプレーの差を痛感している。そんな中でも向上心を常に持ち、DFラインの裏に出たボールを処理するプレーの質を上げるべく、川口から指導を受けるなど貪欲に技術の吸収に励む。中断期間は試合に欠かせない選手同士のコミュニケーションを深めることも意識した。後半戦を迎える準備は万全で「勝つには自分が失点を許さないことが一番」。若き守護神がチームを勝利へと導く。

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