県立相模原高校に通う伊藤奨真さん(3年)が6月16日、世界の難民問題を考える「未来ドラフト2019〜わたしと難民がつながるアイデア・コンペティション〜」の決勝大会に出場し、グランプリ・準グランプリに次ぐ特別賞を受賞した。
未来ドラフトとは、世界の子どもに対して支援活動を行っているNPО「ワールド・ビジョン・ジャパン」が昨年から実施しているもので、難民支援に関する独自のアイデアを競い合う大会。29歳以下なら誰でも参加可能で、グランプリ受賞者には、実際に現地でアイデアを実現する権利が与えられる。
「切り口が独創的」
今回のテーマは、アフリカの難民居住地で過酷な生活を送る、民族や国籍の異なる子どもたちに行う「一生忘れられない授業」。全国から223件の応募が寄せられ、1次審査を通った8件が決勝に残った。
伊藤さんがプレゼンしたのは、子どもたちを対象に行う紙飛行機教室。民族、国籍、言語を選ばず楽しめることを前面に、航空力学などの学習としても有用なことなどを盛り込み、審査員から「切り口が非常に独創的」などの評価を得た。
伊藤さんは小学生の時、小惑星探査機「はやぶさ」帰還のニュースを目にして以来、ロケットや航空機の虜に。高校では「県相紙飛行機研究会」を結成しており、飛距離を伸ばすため日々試行錯誤を重ねている。今回の結果に伊藤さんは、「実現したかっただけに悔しいが、自分の取り組んでいることが社会問題に応用できる可能性を知ることができた」と話した。
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