神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

緑区寸沢嵐の移動動物園 コロナ禍も継続へ奮闘中 「感染に注意し触れ合いを」

社会

公開:2020年7月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
子どもに大人気のポニーと加藤所長
子どもに大人気のポニーと加藤所長

 幼稚園や保育園、各種イベントで子どもに人気の「移動動物園」の動物を飼育する寸沢嵐の施設が、新型コロナウイルスの影響で需要が急減し、動物の餌代にも苦労する状況が続いている。「非常に厳しい状況。コロナ対策は万全にしているので、お声をかけて頂ければ」と同社は話し、事業継続へ向け奮闘している。

 移動動物園を運営するどうぶつむら(本社/東京都渋谷区)は1979年に創業し、85年から旧相模湖町寸沢嵐に飼育所として実質的に拠点を構えた。神奈川・東京を中心に関東各地で「いちにちどうぶつむら」と題した移動動物園を開催するほか、平塚市、逗子市、八王子市などでふれあい動物園(ミニ動物園)を運営している。

 移動動物園への依頼は、平日は幼稚園や保育園、土日は各種祭りやイベントなどが多い。「少しでも動物と触れ合って欲しい」という信念のもと、うさぎやモルモットなどと触れ合うコーナーや、人気のポニー乗馬などを行い、毎年700件から800件を開催していた。

 ところが、今回のコロナ禍で状況は一変。依頼の主力となっていた幼稚園・保育園は休園を余儀なくされ、イベントや祭りもそのほとんどが中止に。3月末から依頼は1件もない状況が続いている。「外でのイベントだし、職員も来園者も、消毒やマスクの着用を徹底し、一定の距離をとって動物と触れ合うように気を遣っている。こういう時だからこそ、動物たちと触れ合って欲しい」と相模湖飼育所の加藤裕之所長は話す。

 同社が現在飼育している動物は、うさぎやモルモット各500匹、ポニー7匹など、57種約3000匹。「動物にストレスをかけないよう、移動動物園に連れ出した動物は、必ず翌日は休ませるようローテーションを組んでいる」と加藤所長。餌代だけでも最低、月に4万円程度はかかるという。「近所の美術大学などに被写体となる動物をレンタルするくらいしか依頼がない。動物たちを育てていくためにも、1件でも多く、我々にお声がけいただけたら」と加藤所長は呼び掛けている。

 問い合わせは、どうぶつむら【電話】042・685・0845、ホームページは「どうぶつむら」で検索を。
 

うさぎは500匹飼育する
うさぎは500匹飼育する

さがみはら中央区版のトップニュース最新6

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

3月28日

ダムカレーでリニア好機を

ダムカレーでリニア好機を

市内飲食店に参加呼びかけ

3月28日

発達凸凹でも気軽に散髪

発達凸凹でも気軽に散髪

理美容師らが啓発イベント

3月21日

登録数1,000件突破

さがみはらSDGsパートナー

登録数1,000件突破

企業や団体同士の連携も

3月21日

政令市で「標準化」遅れ

自治体基幹業務システム

政令市で「標準化」遅れ

相模原市「間に合わずか」

3月14日

3階級制覇し凱旋

ボクシング中谷選手

3階級制覇し凱旋

市長、ファンらに快挙報告

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook