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ラポール千寿閣が閉館 コロナ禍で業績悪化

社会

公開:2021年6月3日

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閉館することが発表されたラポール千寿閣
閉館することが発表されたラポール千寿閣

 南区上鶴間本町に位置する「ホテルラポール千寿閣」(JR町田駅南口)が8月31日をもって閉館する。隣接する「町田ボウリングセンター」も同日に閉鎖となることを、運営する千寿産業(岩崎正社長)が発表した。

 千寿産業は1964年創立。結婚式場とボウリング場を備えた「大町田スポーツセンター」からスタートし、85年に現在の宿泊施設とガーデンチャペルが新設され、名称も「ラポール」(深い絆)に変更された。

 同社によれば、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年3月頃から売上が急落。宿泊者が減ったことに加え、ホテル事業の売上を支えてきた歓送迎会や忘新年会等が無くなったことが大きく響いた。緊急事態宣言が発出された2020年5月の売上は、40万円に届かなかったという。

 コロナ禍での業績悪化を受け、政府や行政に事業規模に応じた給付金や事業所税の減免などを求めてきたが対応されず。昨年夏頃から閉業を視野に入れながら継続の道を模索してきたが、感染拡大の収束が見込めない状況から、今年1月に決断したという。4月27日に全社員と株主に対して説明を行い、翌28日に営業廃止を発表した。

 今後はホテルとボウリング場を併せた敷地約2700坪の土地と建物を売却して事業の清算を図る。岩崎社長は「奇しくも最初の東京五輪の年に開業し、2度目の東京五輪の年に幕を閉じることになった。57年もの間、多くのお客様に支えていただき感謝の気持ちでいっぱい。一方で閉館してしまい、申し訳ないという気持ちもある」と話している。

 相模原市では小田急ホテルセンチュリー相模大野(南区相模大野)も同じく8月に宴会場の営業を終了することを発表しており、千寿閣の閉館により大規模宴会場を併設するホテルが市内から姿を消すことになる。

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