アゴラ春号
5月3日
住民同士で地域の福祉課題(困りごと)を発見・共有し、アイデアを出し合いながら解決に向けた仕組みづくりを検討し、実践する「福祉コミュニティ形成事業」。2006年度から相模原市内で順次始まり、現在は全域の22地区で取り組まれている。
このほど、市と相模原市社会福祉協議会が協力して、その「福祉コミュニティ形成事業」の取り組みをまとめた小冊子を作成した。
市内22地区で行われている事業・活動を、それぞれ見開きページで紹介。A4サイズで56ページにおよぶ冊子となっている。活動内容は3つのT(つどう・つながる・つたえる)に分類。活動を始める理由となった課題や背景、これまでの経緯、活動の様子などが写真を織り交ぜながら詳しく記されている。
「地域でつながりを強くすることが、共生社会をめざす上でも大切なこと。現在、地域で活動している人たちは他地区の状況などを参考にしてもらえたら」と市社協の志村奈美さん。冊子は市内7か所の事務所で無料で配布しているという。
問合せは市社協地域支援係【電話】042・704・6275へ。