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さがみはら中央区 スポーツ

公開日:2022.03.10

町田市在住 横塚さん矢部の道場で技磨く
空手全国大会で優勝

  • 大きなトロフィーを手に笑顔の横塚さん=2月25日、優心塾

 第51回オープントーナメント全日本空手道選手権大会(世界総極真主催)が2月5日、横浜武道館で開催され、矢部の空手道場・実戦空手道優心塾(今村忠靖代表)に通う横塚怜奈さん(20)=町田市=が一般女子重量級で優勝を果たした。横塚さんは、「成人式を終えて最初の試合だったので、目標でもあった全日本で優勝することができてすごくうれしい」と喜びを表現する。

「負けず嫌い」で成長

 横塚さんが空手を始めたのは5歳の時。兄が通い始めた空手道場について行ったことがきっかけだった。「小さな頃は稽古が痛くて休みたがっていた」と振り返る一方で、「負けた時の悔しい気持ちが大きくて、練習するしかないと思った」と、これまで15年間今村代表に師事。現在は大学に通いながら週に5日、稽古に励んでいる。

 「辛い時もあるけれど練習は楽しいし、努力して磨いた技を試合で出せたりした時はうれしい」と空手の魅力を語る横塚さん。今村代表は「常に前向きで、努力ができる子。弱音を吐かない姿勢が道場でも模範になっている」と評する。

2年半ぶりの「全日本」

 これまでもさまざまな空手団体の大会に挑戦してきたが、「全日本」と名が付く規模の大会での優勝は2019年9月に行われた全日本空手道選手権大会(静空連盟・真樹道場共催)以来。2年半の間には、新型コロナウイルスの流行で大会の中止が相次いだり、思うように仲間と稽古できない日々もあったという。

 そんな中でも、ランニングや自宅でのトレーニングを実践して鍛錬を継続。2月の大会では練習を重ねていた上段の蹴り技を炸裂させ優勝をつかんだ。併せて、最も優れていた選手に贈られる「技能賞」も受賞。「技の精度を磨いて初めて獲得できた。でも、やりたかったことが全部できたわけじゃない。『次こそは』という気持ちで稽古に励みたい」。飽くなき向上心でこれからも挑戦を続けていく。

 同日開催された極真全日本ジュニアファイナルカップでの同道場の成績は次の通り。岸蔵之介さん(18)、高校男子軽量級優勝/八木海友さん(16)、同級準優勝/重松凜さん(14)、中学2・3年女子軽量級優勝/石黒晴悟さん(13)、中学1年男子軽量級4位

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