田名小学校(小泉勇校長)で3月23日に開かれた卒業式で、6年生101人にバナナからできた再生紙「バナナペーパー」製の卒業証書が贈られた。
バナナペーパーとは通常廃棄されるバナナの茎の繊維から作られる再生紙のことで、森林伐採の防止や貧困の解決につながる「フェアトレード認定紙」として認められている。国連が定めた持続可能な開発目標「SDGs」の推進に力を入れている同校PTAからの記念品として、昨年から卒業証書を入れるホルダーをバナナペーパーに。今年は中の証書もバナナペーパーに変更して、卒業の証全てが「バナナ製」となった。
証書が授与された後、金井憲一PTA会長は「授業でSDGsを学んだことを忘れないでほしいと願って記念品にした。これからも地域や日本、世界に目を向けていろんなことにチャレンジして」と話し、新たな門出に立つ児童たちにエールを送った。
卒業生の三澤翔さんは「白い紙の中に黄色い模様が入っていて、これがバナナの繊維なのかなと実感した」と証書を手にした感想を話すと、赤澤龍音さんは「小学校で学んだことを生かして、食べ残しなどの食品ロスをなくしたい」と今後もSDGsの推進に取り組む意欲を見せた。
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