上溝中学校(及川秋人校長)で5月11日、伝統行事の茶摘みが行われた。
1950年頃から始まった同行事。戦後、財政難に陥る中で教材などを購入する費用の財源とするために校内に茶畑を設け、栽培を始めたのがきっかけ。例年は生徒だけでなく保護者や地域住民が参加しにぎわう。当初開催を予定していた7日は晴天だったが、前日の雨の影響で茶葉が濡れていたため延期に。今年は生徒のみで授業の一環として行われた。
「茶葉に水滴が残っていると製茶ができない」と及川校長。それでも11日は茶葉の状態も良く、元気に言葉を交わしながら摘む生徒たちの姿が見られた。及川校長は「子どもたちが参加できることが一番。それが叶ってうれしい」と話した。
摘んだ茶葉は製茶し、市などへの寄贈や校内で希望生徒への販売を行う。売上金は学校の設備費に充てる予定。
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