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さがみはら中央区 教育

公開日:2022.07.14

相模原RC
市内全小学校に出前授業
6年生がドローン体験

  • ドローンの飛行体験をする児童ら=7月4日、上溝南小学校

 市内の全小学校(市立70校・義務教育学校1校・私立3校)の6年生を対象に6月から、ドローンの「出前授業」が実施されている。今年で創立60年を迎える奉仕団体・相模原ロータリークラブ(RC)が企画したもので、企画に賛同したグローバル・ウノがドローン授業の業務を請け負っている。



青少年奉仕



 この取り組みは同RCの創立60年記念事業の一環で「あまねく広く子どもたちに光をあてる」という、青少年奉仕活動の考えに基づいて企画された。実行委員長を務める松田壯吾さんは「お金や物を贈るのではなく、プログラミング授業を体験してもらうことで、小学校時代の特別な思い出として記憶に刻んでほしいという願いも込めている」と語る。



 松田さんによれば、2020年から小学校で必修化されたプログラミング授業にドローン操縦を導入したことのある市内小学校はごくわずか。依頼先が不明なことと高額な予算が見込まれることがその要因だという。そこで、子どもたちに機会を与えるため、ドローン授業の普及を積極的に図っていくことに決め、記念事業の1つとした。



 今年の1月に校長会に趣旨を説明。全校が喜んで手をあげたという。4月の新年度から学校の授業予定に組み込まれ、6月から「出前授業」が行われている。



飛行体験で笑顔



 「空飛ぶ」と銘打たれた出前授業。7月4日には上溝南小学校で授業が行われ、6年生全員がプログラミングと操縦を体験した。操縦が初めての児童も、数分で上手に動かせるように。授業終了後、児童らは「貴重なドローン体験、楽しかった」「自動操縦はうまくいかなかったけれど、手動はうまくいった」「新しい発見ができた」などの感想を述べた。同校の塚田恵一校長は「プログラミングの授業はしているが、それはPC画面の中。実際にドローンを動かすという貴重な体験をさせていただきありがたい」と感謝を表した。



 同RCは今後も青少年奉仕活動として、引き続きドローンを絡めた事業を実施する予定だ。

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