さがみはら中央区 トップニュース文化
公開日:2022.09.01
共和小吹奏楽団
県大会で初の最高賞に
周囲との「絆」で実力伸ばす
共和小学校(彦坂克則校長)の吹奏楽団が7月28日、相模女子大学グリーンホールで行われた神奈川県吹奏楽コンクールの小学生の部に出場し、最高賞に当たる「朝日新聞社賞」を初めて受賞した。同団は9月11日に茨城県で行われる東関東大会に出場する。
同コンクールには横浜市と川崎市、相模原市から合計5校が出場。コンクールメンバー21人で臨んだ共和小は、少人数編成ながら重厚なサウンドで「月魄(げっぱく)狂詩曲」(片岡寛晶作曲)を熱演した。演奏後、会場近くの公園で結果発表を待っていた団員たちは、金賞と朝日新聞社賞の知らせを聞いてその場で飛び跳ねるほど喜びを爆発させた。
43年の歴史を持つ同団で県1位の成績をつかみ取ったのは今回が初めてで、副団長の丸田一葉さん(6年)と内田千尋さん(同)はそれぞれ、「めちゃくちゃうれしかった」「達成感でいっぱいだった」とステージを振り返った。
昨年の悔しさバネに
コロナで中止となった一昨年以前は6年連続で金賞を取り続けていた同校だが、昨年は銀賞の結果に涙をのんだ。「今年こそまた金賞を」と意気込んで取り組んできた団員たち。今回の受賞の要因について団長の須田凪音(なのん)さん(同)は、「いろいろな人との絆に恵まれ、支えてもらったおかげ」とし、周囲への感謝を口にする。
力を注いだのは「本番を意識した練習」だ。近隣の由野台中学校の吹奏楽部や谷口台小学校(南区)の吹奏楽団などの協力を得て、他校との合同発表会を実施。人前での演奏や教室より広い会場での演奏経験を積んだ。楽団の指揮を執る竹川耕一郎教諭は、「広い空間で自分の音がどのように響くのか確認し合ったことで、完成度が高まった」と話す。
加えて、卒団生も練習を支えてくれた。講師として練習に参加する先輩たちにマンツーマンで指導してもらった際には「一生懸命アドバイスを受けて、機会を逃さないようにたくさん質問をした」と須田さん。そんな周りとの「絆」と児童たちの努力があり、竹川教諭は「コンクールは今までで一番いい演奏だった」と団員を称えた。
楽団の魅力 広めたい
今後の目標は東関東の舞台で良い結果を残すことはもちろん、同楽団の演奏を学校内や地域の人に聴いてもらうことだ。須田さんは「楽団の魅力をもっと知ってもらいたい」と抱負を語った。
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