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さがみはら中央区 教育

公開日:2022.10.06

淵野辺小学校
地域の識者 クラブを指導
NPOが橋渡し役に

  • 【上】鍵盤が完成し画面を見せる児童【下】授業をサポートする町田さん(左)

 淵野辺小学校(二宮昭夫校長)のパソコンクラブは9月26日、システムエンジニアとしてプログラミングを仕事にしている識者を講師に招いて授業を行った。

 教育現場のサポートを目的に活動するNPO「ミライノミカタ」(南区)の事業の一環で実現した授業。専門的な知識を持つ外部講師がクラブ活動を指導することで児童の探求心や学習意欲の向上を図るほか、顧問の教員の負担を軽減できると考え、同NPOが外部講師と小学校をつなぐ橋渡し役を担っている。今年度から大野台中央小学校(南区)でプログラミングクラブと絵画イラストクラブで活動が始まっており、淵野辺小学校が2校目の導入となった。

 この日は「さがみはらITプログラミング倶楽部」の高坂昌良さんが講師を務め、リモートで教室に登場。プログラミング言語「スクラッチ」を使って音が鳴る鍵盤を作る工程をレクチャーした。普段の活動ではタイピングの練習をしたり、既に構築されたシステムを使ってプログラミングに触れているという児童たちは数々の専門技術に興味津々。熱心に耳を傾け、夢中になって鍵盤づくりに取り組んだ。

 授業を終え、横須賀智輝さん(4年)は「いろいろな音をプログラミングすることができて楽しかった」と笑顔に。村山秀太朗さん(6年)と横山栞音さん(同)は揃って「次はスクラッチでアニメを作ってみたいな」と意欲的に話した。

 11月にも高坂さんを招き、鍵盤に自動演奏させる方法を講義してもらう予定だ。顧問の菱田奈々子教諭が「いろいろな人が協力してくれたおかげでとても助かった」と話すと、井上ちさと教諭は「プロに教えてもらうことで刺激を受け、興味が広がっていくと思う」と期待を寄せた。

 同校と高坂さんをマッチングした同NPOの町田摩里香代表は、「地域の学校を地域の人材が支え、子どもが多くの大人と接点を持つことで視野を広げていってもらいたい。今後も橋渡し役を多くの学校で担っていきたい」と展望を語った。

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