さがみはら中央区 社会
公開日:2022.12.08
商店街、欠点逆手にPR
独自の「自虐」ソング制作
「駅から遠いし お店も転々 わかってもらえぬ商店街」
そんな欠点を逆手に取って、「自虐ネタ」を歌詞の中にふんだんに散りばめたユニークな「商店街ソング」がこのほど完成し、お披露目の時を待っている。
この歌を作ったのは相模原中央商店街協同組合。JR相模原駅南側から少し離れ、国道16号を超えた中央地区に位置する商店街だ。会員数は約50。エリア内には相模原市役所や市民会館といった行政や文化の中枢を担う施設があり、メインストリートであるリバティ大通りにはラーメン店やカフェ、焼き肉などの飲食や児童福祉施設、医療機関などが立ち並ぶ。大型の商業施設や衣料品店などもあり、一見すれば住みやすく人が集まりそうな街並みだ。
「どこにあるの」
ところが、商店街には以前から悩みがあった。「エリアが広くて店舗が分散し、商店街の形が見えづらい。『どこにあるの』と聞かれることもしょっちゅう」と同組合の横山房男理事長は打ち明ける。そこで知恵を絞った組合員たちは、昨年の春頃に実施した「音楽を取り入れたまちづくり」についての勉強会で講師を務めた市内在住のシンガーソングライター・RUUさんに、オリジナルの楽曲の制作を打診。共に協議を重ねる中で、「駅に近いわけでも、商店が密集しているわけでもなく、街に人を呼び込む強烈なコンテンツはない。ならば、逆に欠点を打ち出してインパクトのある歌詞で関心を引こう」といった意見があがり、まとまった。
来れば良さがわかる
楽曲はチンドン屋をイメージした明るい曲調に。歌詞には組合員(チームリバティ)による「商店街への愛があるからこその自虐ワード」(RUUさん)も取り入れ、「耳に残るよう、リフレイン(繰り返し)する言葉も盛り込んだ」(同)。タイトルの『何もやらなきゃはじまらない』には、「まずは商店街に来てみれば、良さがわかってもらえる」という思いが込められている。横山理事長は「一度聴いたら耳から離れない。この曲を聴いて商店街に興味を持ってもらえたら」と期待を込める。
曲は12月18日(日)、グッディプレイス相模原横で同日に行われるイベント内でRUUさんの歌唱により初披露される。午後0時30分から。
問合せは同組合【電話】042・753・8330。
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