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さがみはら中央区 社会

公開日:2023.02.16

研究家レシピ
薬膳料理で未病先防

  • 【左下】鱈のニラ卵「疲労回復効果のある鱈と滋養にとんだ卵、体を温めめぐりを良くするニラ、生姜、お酢を加えました。体力不足を解消し、活動的な体づくりを目指しましょう」 【右下】大根の葱油和え「消化機能を整えることは健康への第一歩、大根は胃もたれやストレス解消の効果が期待できます。えびや小魚は老化防止のために意識して食べたい食材。葱油で和えますので、おなかが冷えやすい人にもおすすめです」 【右上】長芋の黒ゴマあん添え「古来より滋養強壮の食材として食べられていた長芋と黒ゴマです。元気な老後を目指して日ごろから積極的に食べましょう」=中国名菜敦煌提供写真

  • 原田裕子さん/料理研究家。薬膳サロンゆたたり・主宰を務めるほか、国際中医薬膳師、発酵ソムリエの肩書きを持つ

 「人の体は食べ物でできています。一方、食べ物には効能があります(医食同源)。その効能を知り、季節や年齢などに合った食材を組み合わせて食べることで、体の調子を整え、病気になりにくい体質を作る(未病先防(みびょうせんぼう))食事のことです」。薬膳料理について、そう説明するのは料理研究家の原田裕子さん。原田さんは相模原の中華料理「中国名菜敦煌」の薬膳料理を監修する。今回は原田さんに、「100年人生」を実現するためにも「健康に良い」とされる薬膳料理(主菜、副菜、デザート)のレシピを聞いた。

◆主菜/鱈(たら)のニラ卵 【材料】生鱈2切れ(140g)、卵3個、ニラ1/2束、甘酢タレ(鶏ガラスープ150cc、砂糖大さじ1、醤油大さじ1/2、黒酢小さじ2〜大さじ1、水溶き片栗粉大さじ1〜2、すりおろし生姜少々、ごま油少々)【作り方】【1】鱈は2cmのぶつ切りにし、塩少々、酒少々をふり片栗粉をまぶす 【2】ニラは5cmに切る。卵は溶きほぐし塩小さじ1/3を加える 【3】鶏ガラスープを沸かし、砂糖、醤油、酢を加えたら、水溶き片栗粉でとろみをつけて、最後にすりおろし生姜とごま油を加え甘酢タレを作る 【4】フライパンに大さじ1の油を熱し、【1】の鱈を焼き皿に取りだす 【5】フライパンに新たに大さじ1の油を入れ、ニラをさっと炒め、続けて卵を加え大きくかき混ぜてから【4】の鱈を戻し、卵にふんわり火がとおったら器に移し、上から【3】の甘酢タレをかける

◆副菜/大根の葱油和え

【材料】大根200〜300g、干しアミ大さじ1(ちりめんじゃこでも可)、葱みじん切り大さじ2、ごま油大さじ2 【作り方】【1】大根はスライサーなどで細切りにし、軽く塩をして10分ほど置き、水分をしっかり絞る 【2】ボールに【1】の大根を入れ、鶏ガラスープの顆粒を小さじ1/4くらい加え全体を混ぜておく 【3】【2】の上に葱みじん切り、干しアミを乗せ、その上に高温に熱したごま油をジュっとかけて混ぜる

◆デザート/長芋の黒ゴマあん添え 【材料】長芋150g、あんこ50g、黒ゴマ10g、(あれば)柚子皮やレモンの皮の千切り、クコの実少々 【作り方】【1】長芋は1cmくらいの角切りにし、ラップをかけてレンジで2分くらい、軟らかくなるまで加熱する 【2】黒ゴマとあんこを合わせてよく混ぜ黒ゴマ餡を作る 【3】器に長芋、黒ゴマあんを盛りつけ、柚子皮とクコなどをあしらう 

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