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公開日:2023.08.31

ノジマ相模原ライズ
悲願の頂点へ来週開幕
城ヶ滝ヘッド 抱負を語る

  • 笑顔で質問に答える城ヶ滝ヘッド

 アメリカンフットボールの日本最高峰・Xリーグの「ノジマ相模原ライズ」は9月9日(土)、昨年2位の「パナソニックインパルス」との秋季リーグ初戦を迎える。春のパールボウルは昨年王者の富士通に勝って初の準優勝に輝いた。城ヶ滝一朗ヘッドコーチの下、どんな戦いを見せるのか。チームづくり、悲願の日本一への思いなどを聞いた。

 ――今年の目標と現在のチーム状況は。

 「春はある程度、理想に近い形で戦いができた。そこに力のある外国人3人が新たに入団し、自信を持って年間王者を狙える力がついてきた。初戦が富士通と並ぶ2強の1つ、パナソニック。暑い日が続くが、モチベーションも非常に高い状態、万全の準備で備えている。目標は来年のライスボウルへ出場し、勝利しての日本一」

 ――新主将の宜本潤平選手にはどんなチームづくりを求めたのか。

 「宜本は4連覇をした富士通でも主将を務めリーダーシップもある。プレーはもちろん、試合中や練習中の発言・行動など、他の選手の見本となっており、全幅の信頼を置く。チーム作りでも大変助かっている」

 ――今季はどんな戦いを見せたいか。

 「今年のチームは派手さはないが手堅いチーム。力強く堅実な試合を目指したい。春の結果をみると、ディフェンス力はかなりアップしている。一か八かのビッグプレーよりも、確実に陣地を進めるフィールドポジション(攻撃開始地点)を良くしていきたい」

 ――注目の選手をご紹介ください。

 「まず、新人のキッカーで7番の竹内空に注目していただきたい。彼の力強く、飛距離の出るキックはチームの大きな武器。オフェンスでは新加入のワイドレシーバーで1番のクリス・ヴォーン。アメリカのUCデービス校やオーストラリアでも活躍した選手で、パワーとスピードが素晴らしい。ディフェンスではディフェンシブバックで22番の渡辺健太。190cmと高身長の割には瞬発力に優れ、相手チームのエースレシーバーのキャッチを食い止めてくれる頼もしい存在」

 ――チームの課題は。

 「具体的な戦術面ではライン勝負。富士通とパナソニックの2強はここが強いので、ライン戦が勝負の分かれ目になってくる。ここで勝負できると勝機がみえてくる」

 ――地元ファンに向けてひと言お願いします。

 「地元の声援がなによりも選手の力になる。11月4日(土)には相模原ギオンスタジアムで試合が予定されているで、ぜひ応援にお越しいただきたい。優勝を目指して頑張るので変わらぬ応援をお願いしたい」

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