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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2024.12.05

22日にライブを行うトリオユニット「アビエーション」のピアノを担当する
田中 知子さん
宮下本町在住 54歳

「地元のピアニスト」に

 ○…10年ほど前にマリンバの三浦咲さん、パーカッションの遠藤真治さんとトリオユニット「アビエーション」を立ち上げた。3人ともお酒好きで、カクテルの名前をユニット名にした。「飛行」などの意味を持つ英単語でもあり、「自由に空をめぐるような音楽を届けたい」と活動している。「22日のライブコンサートはお客様も参加して一緒に楽しめるディスコのような雰囲気にしたい」

 ○…「地元のピアニストであることを意識している」。演奏を聴いた人から「昔の出来事がフラッシュバックした」「元気になった」などと直接感想を言ってもらえることに幸せを感じている。3つの音楽教室を運営する傍ら、相模原文化育成会舞台部門の副会長を務め地域の文化活動を支援している。4人の子育て経験があり、多岐にわたる活動の中で子育てに関する相談を受けることが多く、『音楽療法』という分野にも足を踏み入れた。「音楽でできることを常に探していたら人との出会いも生まれ、活動の幅も広がった」

 ○…「とにかく音楽が好き」。小学1年生の音楽の授業中、ピアニストの中村紘子さんが演奏する様子をテレビで視聴して「私はこれになりたい」と思った。幼少期からピアノを習っていたが、ピアニストになりたいと言えないまま大手電機メーカーに就職。3年ほど勤めたが音楽への思いは諦められなかった。23歳の時、親に内緒で退職し、音楽教室を立ち上げ事務所にも所属した。

 ○…「音楽好きの子どもをたくさん育てたいし、シニアにも音楽の輪を広げたい」。音楽教室は高齢者の利用も少なくなく、地域で高齢者向けの音楽療法コンサートも行っている。「曲がかかると自然に踊ってしまう、そんなライブをこれからも続けたい」

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