さがみはら中央区 文化
公開日:2025.06.05
囃子8団体が集結
6月22日 杜のホール
市内で囃子の振興に力を注いでいる「相模粋鼓會」が6月22日(日)、合計8団体による囃子の舞台「相模粋鼓會とお囃子の集い」を開催する。午後1時開演。会場は杜のホールはしもと(橋本駅北口ミウィ橋本7階)。入場無料。
同団体の結成35周年を祝うとともに、上溝の周辺地域で135年もの間受け継がれてきた「山の手囃子」の響きを楽しめる催し。当日はさまざまな流派の囃子を鑑賞することができる。
山の手囃子のルーツ
同団体の門倉節朗会長によると、南区下溝の古山地区ではかつて「神奈川囃子」などと呼ばれた囃子が行われていたが、調子が激しく太鼓の皮が頻繁に破れ修理が大変だったことから山の手囃子に切り替えたという。
山の手囃子の導入経緯は判然としておらず、1882(明治15)年ごろ、当時「笛の三羽烏」と言われた古山の座間氏、丸崎の門倉氏、虹吹の金子氏(門倉会長の祖父)が長津田に通って囃子や踊りを習得したなどと言われている。
当日は三羽烏にゆかりのある古山、丸崎、相模粋鼓會の3者が初めて共演する。門倉会長は「10歳の頃から55年近く、多くの名人に教えてもらってきた。その財産を引き継いでいきたい」と意気込んでいる。
問い合わせは門倉会長【携帯電話】080・4009・8080へ。
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