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さがみはら中央区 社会

公開日:2025.08.28

中学校給食
「全員喫食」17校で遅れ
センター建設地で廃棄物確認

  • (仮称)南部学校給食センター建設予定地

 相模原市は8月15日、中学校給食の全員喫食に向けて整備する(仮称)南部学校給食センターについて、給食提供の開始予定日を見直すことを発表した。市は2026年12月の全員喫食開始を予定していたが、同センターから給食が配送される予定の中央区・南区の17校で遅れが生じる見通し。

6カ月以上延期か

 センターの整備に向けて解体を進めている旧東清掃事業所(南区古淵)の工事現場で地中構造物の中に焼却灰と思われる廃棄物が確認され、事業用地の引渡しや着工時期が遅れるため。調査によって廃棄物が焼却灰と判断された場合には用地の引き渡しに6カ月以上の延期が想定されるという。

 市清掃施設課によると、廃棄物の分析調査については8月末に速報値、9月に正式な結果がわかる見通し。市は調査結果を踏まえて解体工事の作業計画を作成し、整備を行うPFI事業者と提供開始予定日について協議するとしている。

「安心安全が重要」

 市内の公立中学校では現在30校で弁当持参との選択制であるデリバリー方式(ランチボックス)が採用されており、早期の全員喫食が課題となっている。市学校給食課の担当者は「延期は大変残念だが、安心安全な給食という点が重要。安心して食べてもらえるよう、丁寧に取り組んでいきたい」と話している。

 同センターと合わせて整備を進めている(仮称)北部学校給食センターから配送される中央区・緑区内の10校と、既存のセンターから新たに配送する3校については、当初の計画通り26年12月1日の提供開始が予定されている。

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