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さがみはら中央区 スポーツ

公開日:2025.09.11

デフリンピック
4選手 内定報告
相模原ゆかりのアスリート

  • デフリンピックへの出場が内定したことを市長(左から2番目)に報告する佐藤さん、川口さん、桐生さん、野村さん(左から3、4、5、6番目)

 11月に日本で初めて開催される、聴覚に障害があるアスリートの国際大会「デフリンピック」への出場が内定した相模原市内在住・在勤・在学の選手4人が9月8日、本村賢太郎市長に報告した。

 この日、出場内定を報告したのは佐藤湊さん(中央区在住)と川口穂菜美さん(同区在勤)、桐生聖明さん(南区在住)、野村空和さん(同区在学)。

 中央区在住・在勤の2人は陸上競技に内定した。13年から3度のデフリンピック出場経験がある佐藤さんは幼少期より感音性の聴覚障害で、補聴器を装用する。小学5年生の時にろう学校に転校。高校2年生の時に棒高跳びを始めた。やり投げに出場する川口さんは24年の世界選手権で6位入賞。デフリンピックは初出場となる。23年には知的障害者スポーツの世界大会で金メダルを手にした。

 サッカーに出場する桐生さんは生まれつき感音性難聴という障害がある。兄の影響でサッカーを始め19歳で日本代表に初選出された。09年から17年まで3度デフリンピックに出場してきた経験を持つ。

 水泳4×100メートルメドレーリレーに出場する野村さんは生まれつきの先天性重度感音難聴。2歳の時に右耳に、9歳の時に左耳に人工内耳手術を行っている。3歳頃からスイミングスクールで泳ぎ始めたという。

 4人から出場内定報告を受けた本村市長は「相模原市の市民72万人が応援している。それぞれのベストを尽くして頑張ってほしい」と話した。

 なお、ICSD(国際ろう者スポーツ委員会)の定める参加国数の条件を満たしていなかったことから、この日を前にして女子棒高跳び種目が中止に。初出場時の銀メダルを超える結果が期待されていた佐藤さんだが、悔しくも今大会の出場を逃すこととなった。佐藤さんは「非常に残念だが、出場する皆さんが実力を発揮できるよう願っている」と話す。

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