さがみはら中央区 社会
公開日:2025.09.18
認知症のそのイメージを変えていこう!
新しい認知症観
誰もがなり得る認知症について、一人ひとりが「自分ごと」として理解する必要がある――。
認知症になってからも、本人の意思が尊重され、住み慣れた環境で自分らしく暮らし続けることができるよう、認知症や認知症の本人についての理解を深めることが大切だ。
認知症のある人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らせる社会の実現を目指すため、昨年1月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行された。当事者(認知症のある人)参画が明確に位置づけられた点が大きなポイントだろう。相手の視点に立ち共生社会の実現を図る――。認知症に関わらずとも互いを尊重し合う尊い価値観だ。
住み慣れた地域で自分らしく暮らす
「新しい認知症観」基本法の中に示されている言葉だ。認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも一人ひとりができることや、やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという考え方だ。
「認知症になってもそれはその人の一部分に過ぎず、その人自身であることはずっと変わらない。認知症のあるなしにかかわらず、すべての人が思いを尊重され自分らしく生きていける地域になるよう、認知症に関する取り組みが先陣を切っていけると良いなと思います」と相模原市在宅医療・介護連携支援センターの藤村志保所長は話す。
今まで認知症と聞くと、「何も分からなくなる」「周りに迷惑がかかる」など暗い印象が先行しがちだった。これからは「認知症になってもできることはたくさんあり、得意な事を活かし活躍できる」「認知症のある人もそうでない人も、ともに生きていくことができる」と考えを転換していくことが大切なのだろう。
ピックアップ
意見広告・議会報告
さがみはら中央区 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











