さがみはら中央区 社会
公開日:2025.09.18
「18歳になったら」
平和ポスターで最優秀賞 増田貴臣さん
世界各地で戦争が続き、核兵器使用の危機感も高まっている中、地域の中学生は何を考えているのか。相模原市が毎年実施している平和ポスターコンテストで、昨年度最優秀賞を受賞した増田貴臣さん(小山中3年生)に話を聞いた。
きっかけは映画
ポスターを描く際、学校では「平和」の他にも「環境」や「絵言葉」のテーマが提示されていたが、増田さんは平和に関する作品を作ることを選んだ。小学生の頃に映画『永遠の0』を見たことがあり、その知識を生かせると思ったからだ。登場人物が特攻隊に志願するにいたる心情の変化が心に残り、何度も見返したという。「もしかしたら、最初は『飛行機が格好いい』として見ていたけど、母に特攻隊について教えてもらって見方が変わったかもしれない」
ポスターには血を流す白いハトと核兵器を描いた。「見たときに心を掴むには悲しい思いをさせるのも大事」。なぜハトが死んでいるのかを見た人に考えさせる作品にした。
学校で好きな授業は社会。ガザの惨状やウクライナ侵攻についてはニュースやユーチューブなどで情報を得ている。戦争が起こっている背景や関係国それぞれの主張などを多角的に調べているという。「平和は大切、戦争はダメだと思うのも大事だけど、その前に調べることが大切」
投票で伝える
平和に向けて個人に何ができるのか。増田さんは「僕らは中学生なので国の大統領の会議には参加できないから、選挙。18歳になったときに、平和が実現できる人、少しでもいい方向に動かせる一歩になる人に入れられるように。何も考えずに投票することがないように」と話す。
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