さがみはら中央区 社会
公開日:2025.10.02
光が丘地区
祭りの景品に防災ボトル
「いざ」への備え
地震をはじめとする災害に地域で備える取り組みが各地で展開される中、発災直後に必要と考えられる必要最低限の防災グッズが1本のボトルに入った「防災ボトル」が災害対策グッズの一つとして注目を集めている。昨年、警視庁警備部災害対策課が公式SNSで投稿し大きな話題になった。
9月に催された光が丘地区のふるさとまつりでは、抽選会の景品の一つとして100人に防災ボトルを配布した。
6つのグッズ
防災ボトルは「いざ」というときに必要なアイテムを手軽に持ち運ぶことができる。(株)タウンニュース社で取り扱っている商品の場合、500ミリリットルのウォーターボトルの中にLEDライトや保温用のアルミシート、ホイッスルなど6つの防災グッズが収められている。
ふるさとまつりでの配布を提案したのは、光が丘民生委員児童委員協議会の石井和子会長。「自分からはあまり買わないもの。抽選会の景品にすることで知ってもらい、防災意識を少しでも高めてもらいたかった」と話す。同協議会として2023年に防災ボトルを購入した経験も今回のアイデアにつながった。石井会長が「新潟県中越地震で居場所を知らせるホイッスルが役に立った」という話を聞いたことがきっかけとなり、ホイッスルが入っている防災ボトルを選んだという。
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