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さがみはら中央区 社会

公開日:2025.10.09

地元開業夢実現「友達集まれ」
相模湖 屋台村に2店舗目

  • 店舗前で「M」のオブジェを持つ中村さん。「もちろん友達以外も大歓迎です」

  • 屋台村に設置された花壇。NPOの会員が手入れをしている

「いつか自分も」

 相模湖の湖畔に新しい飲食店「湖畔カフェM」が開店した。

 場所はサービス付き高齢者向け住宅「ふれあいの杜さがみ湖」(緑区与瀬)の隣に8月開所した屋台村。3区画あるうちの2店舗目として、9月12日にオープンした。

 経営するのは、地元・千木良在住の主婦、中村みゆきさん(54)。福祉業に関わる傍ら、ひとりで店舗を切り盛りしている。

 周囲の友人がカフェやサロンを展開する中で、「いつか自分も」と考えていたという。そんな折、同施設での出店者募集を知り、応募。それまでは繁華街の八王子や観光地の高尾で物件を探していたが、「地元という発想はあまりなかった。ただ、よく考えたら『友達を呼べる』ので、とても良いと思いました」と振り返る。

 カフェで提供するメニューは、小麦粉を使わない「グルテンフリー」が中心。自身が体調不良に悩む中で出合い、積極的に食事に取り入れたところ「だんだん体の具合が良くなりました」。店舗はラーメンやパンを通じて「その良さ」を伝えている。

 実は当初、開業について夫は反対していたという。ただ、中村さんは「やりたいことはやってみる」性格。準備からオープンに至るまでの間に夫婦間の理解が深まり、今では夫は店舗を手伝うことも。「良き協力者になってくれました。感謝しています」。オープンからおよそ2週間(10月2日取材)、店内は連日「友達以外」でもにぎわいを見せる。今後はピザなど新メニューの開発にも力を入れる予定だ。「夢が叶って良かった。地元を盛り上げていきたいです」

最後の枠募集中

 なお、施設を運営する「NPO法人ふれあい自然塾」(緑区西橋本)は、屋台村「3区画目」の入居者を引き続き募集している。志ある人に「初年度無償(水道光熱費を除く)で区画を貸し出す」。問い合わせは同法人【電話】042・774・3333へ。

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