さがみはら中央区 教育
公開日:2025.10.09
盲導犬と視覚障害学ぶ
鶴園小で特別授業
鶴園小学校(南区)で10月2日、(公財)日本盲導犬協会による特別授業「盲導犬小中学校キャラバン」が行われた。4年生約130人が参加し、盲導犬や視覚障害について理解を深めた。
この日は視覚に障害のある三宅保子さんと盲導犬のウニカ、同協会職員が学校を訪問。視覚障害者の見え方や盲導犬との生活について解説した。盲導犬には判断できない情報の提供や特定の場所への誘導といった、周りの人の助けが必要な場面を想定した実演も行われ、児童たちは声のかけ方や支援方法を学んだ。飲食店の店員役として、時計の文字盤に例えて物の位置を伝える「クロックポジション」を用いた説明を体験した児童は「教えてもらわないとご飯を食べられないというのは大変だなと思った。クロックポジションは誰でも分かりやすいと思うので、これから使ってみたい」と話していた。
同校では相模原ライオンズクラブ(LC)の協賛で23年度から学校キャラバンが実施されている。同LCの清水洋子会長は「毎年実施することで子どもたちが関心を持つきっかけになれば。クラブとして盲導犬支援を始めて30年。これからも続けたい」と話した。
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